胡蝶蘭を誰かに贈る際はマナーを守るのがおすすめ|贈答マナーをチェック
赤字や火事を連想させる赤一色のラッピングはしない
開店祝いや開業祝い、引越し祝いなどでは、特に「赤」のタブーには注意しましょう。贈答シーンにおいて赤は、火事を連想させるものと言われているため、基本的には赤字や赤一色のラッピングは避けるのが望ましいです。
ただ、赤が好きな方に贈る場合やコーポレートカラーが赤の企業に贈る場合などは、あえて赤を選ぶという贈り方もあります。基本的には避けるようにして、失礼のないように心がけましょう。
立札の表記に間違いがないようにする
立札にお祝いの文言や名前を表記するときは、必ず間違いがないようにしっかり確認してくださいね。意外とやってしまいがちな失敗として、贈るお相手の役職名を間違えてしまうことが挙げられます。就任祝いで贈ったのにも関わらず、前の役職名が立札に表記されていたのでは非常に失礼にあたるため気をつけましょう。
また、紛らわしい「昇格祝い」「昇進祝い」「就任祝い」などの違いを把握しておくことも忘れないようにしましょう。昇格は資格や級位などが上がること、昇進は上位の役職に就くこと、就任は役員以上(取締役、代表取締役など)の役職に就くことを言います。
シーンに合った適切なサイズのものを贈る
胡蝶蘭は花弁の大きさや花の本数によってサイズが変わってきます。より華やかで見栄えの良い大輪の胡蝶蘭は、開店祝いや就任祝いなどの大きなお祝いに向いています。店舗や社内に飾ってもらうことで、おめでたいお祝いシーンに花を添えることができます。大きなサイズの胡蝶蘭は、会社設立のお祝いや就任祝いや退任祝いなど、主に法人向けと覚えておきましょう。
逆に小サイズ~中サイズくらいの胡蝶蘭は個人の引越し祝いや誕生日祝いなどに向いています。もしくは、小規模な店舗・事務所などに向けて開店祝いとして選ばれることもあります。
奇数の本数を贈る
奇数は「割り切れない」という意味合いから、縁起が良い数字と言われています。そのため胡蝶蘭を贈るときは、本数は奇数にしておくと良いでしょう。
一般的には3本立て、5本立ての胡蝶蘭が人気です。例えば結婚祝いに奇数本の胡蝶蘭を贈れば、割り切れない=別れないという意味でお祝いの気持ちをより丁寧に伝えることができますね。